「デジタルコンテンツ白書2019」発刊セミナー開催
2019年08月22日
「デジタルコンテンツ白書2019」発刊セミナー開催
一般財団法人デジタルコンテンツ協会(DCAJ)は9月6日(金)「デジタルコンテンツ白書2019」発刊セミナーを開催します。本白書の主要項目から、2018年のコンテンツ産業の市場規模の解説及び、特集「動画の時代へ ~伸張するネットワークメディアで流通するコンテンツの全体像~」について解説します。続くパネルディスカッションでは成長している動画配信市場に焦点をあて、配信事業にかかわる有識者にパネリストとして参加いただき、現状の取り組みについてのご講演と皆様による意見交換を行います。
1.日時: 2019年9月6日(金)14:00~16:30
2.会場: 城西国際大学 東京紀尾井町キャンパス 3号館 2F 3201教室
(東京都千代田区紀尾井町2-3-20) http://www.josai.jp/access/
交通アクセス:東京メトロ有楽町線 麹町駅1番出口より徒歩3分
※会場に関する注意事項※
『東京紀尾井町キャンパス』は1号館から4号館までございますが、会場は「3号館」になりますのでお間違いのないようご注意ください。
3.プログラム
○14:00~14:05 開会 主催者挨拶 市原 健介(デジタルコンテンツ協会 専務理事)
○14:05~14:25 『日本のコンテンツ産業の市場規模2018』について
【概要】2018年の日本のコンテンツ産業の市場規模と動向について解説する。
解説:岩井 美樹(デジタルコンテンツ協会 調査部主任)
○14:25~14:55 特集『動画の時代へ~伸張するネットワークメディアで流通するコンテンツの全体像~』について
【概要】 日本のコンテンツ市場は約12兆円とほぼ横ばいに推移するなか、コンテンツを消費するメディアはパッケージからネットワークへの置き換えが進み、2018年には「ネットワーク」市場が調査開始以来、初めて「放送」市場を超え、「パッケージ」市場にも迫る規模までに拡大成長した。このような背景を受けて、ネットワークメディア市場の動向や、中でも成長著しい動画配信市場に焦点をあててネットワークビジネスの現状を解説する。
講演:福冨 忠和氏
専修大学文学部ジャーナリズム学科 教授、デジタルコンテンツ白書 編集委員長。国際大学グローバル・コミュニケーション・センター(GLOCOM)客員教授。「デジタルコンテンツ白書」編集委員長。公益財団法人情報通信学会理事。著書「コンテンツ学」(共編著 世界思想社)
○14:55~15:05 休憩
○15:05~16:30 パネルディスカッション『ネットワーク市場で伸張する動画配信ビジネスを展望する』
《パネリスト講演》
○15:05~15:25 『米中に置き去りにされたガラパゴス型動画配信市場』
【概要】日・米・中の動画配信市場の違いは、そのまま3国の放送・配信のメディア構造の違いからくるものが大きい。この放送から配信へのグローバルトレンドの中で、日本はプラットフォーマーとしては遅きに失してガラパゴス型に閉じているが、アニメコンテンツメーカーとしては多く受益に預かっていたのが過去5年間の動きでもある。だがそれでも、欧米のスポーツコンテンツに比べるとずいぶん遅れがあり、何より近年の米中貿易戦争のなか、この2大国のはざまでどう生き残っていくかについて考えていきたい。
ブシロード執行役員・海外営業本部長、アニメ・ゲーム・MD・イベント・プロレスの海外展開事業に関わりながら、エンターテイメント学の講師として早稲田大学・シンガポール南洋工科大学MBAで教鞭をとる。リクルートスタッフィング、DeNA、デロイトでの海外事業開発を経て、バンダイナムコスタジオのカナダ・シンガポール・マレーシアでゲーム開発スタジオの設立・経営に携わり、現職に就く。東京大学社会学修士、McGill大経営学修士。著書に『オタク経済圏創世記(仮)』(日経BP、2019)、『The Third Wave of Japanese Games(英文本)』(PHP、2015)、『ヒットの法則が変わった』(PHP、2013)、『ソーシャルゲームだけがなぜ儲かるのか』(PHP、2012)ほか。
○15:25~15:45 『dTVの現状と今後の展望』
【概要】エイベックスが運営する映像配信サービス「dTV」の現状の取り組みと今後の展望について紹介する。急速に激化するSVOD市場環境の変化を踏まえて、エイベックスの強みを活かしたコンテンツ戦略、パートナー戦略、月額会員制サービスならではのリテンション戦略、今後の展望など、具体的な施策例を交えて、できるだけわかりやすく解説する。
1979年生まれ。2002年に早稲田大を卒業後、エイベックス株式会社に入社。音楽プロモーター、映画宣伝プロデューサーを経て、2014年より映像配信事業の宣伝部門を担当。BeeTV、UULA、GEOチャンネル等の配信事業のプロモーションに従事し、2019年7月より映像配信サービスdTVを運営するエイベックス通信放送(株)の執行役員を務める。
○15:45~16:05 『AbemaTV』のこれから
【概要】「AbemaTV」は、"インターネットテレビ局"という全く新しいスタイルの動画サービスとして、2016年4月の開局以来、ユーザーに支持されるコンテンツ制作や技術開発、また、独自の広告商品の開発を強化している。本セミナーでは、スマートフォンをはじめとしたデバイスの急激な変化にともない、ユーザーとの動画コミュニケーションが進化する中で、これまで「AbemaTV」がどのように成長してきたか、また、今後事業としてどのように拡大していくかについて紹介する。
2006年にサイバーエージェントに入社。Ameba事業本部にて営業として従事。その後新サービスの立ち上げを経て、Amebaアドストラテジー局 局長として、ディスプレイ広告を担当。2016年1月に株式会社AbemaTVに出向。商品開発局 局長を務め、現在は営業局の局長を務める。
《ディスカッション》
○16:05~16:30 『ネットワーク市場で伸張する動画配信ビジネスを展望する』
<パネリスト>(氏名五十音順)
川瀬 健氏(株式会社AbemaTV 広告本部 営業局 局長)
佃田 淳氏(エイベックス通信放送株式会社コンテンツ管掌執行役員)
中山 淳雄氏(株式会社ブシロード執行役員/早稲田大学ビジネススクール 非常勤講師)
<モデレーター>
福冨 忠和氏(専修大学 文学部ジャーナリズム学科 教授/デジタルコンテンツ白書 編集委員長)
○16:30 閉 会
4.受講料:DCAJ法人会員 無料 その他 3,000円
5.白書2019特別割引販売:セミナー会場において、特別価格12,000円(税込)で販売します。※定価 本体15,000円(+税)
6.申込はこちらから ↓
[問い合わせ先] (一財)デジタルコンテンツ協会 調査部 TEL03-3512-3901 e-mail: semi0906@dcaj.or.jp